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コラム

2022.05.30 「特徴2.ホールネス(全体性)」-『ティール組織』④


 企業に勤める多くの人は、仕事人としての自分とプライベートの自分が一致することは少ない。これは、職場では仕事用の仮面を身につけ、職場における期待に応えようしているからである。またその背景には、本来の自分をさらけ出すことで、会社で非難されたり、皮肉を言われたりといったことを避けようとする意識が働いている。

 

 ティール組織2つ目の特徴である、ホールネスをもつティール組織では、従業員同士が自分の本来の姿を互いにさらけ出し、それを認め合え、自分らしさを全て会社に持ち込める。そうすることで、職場を非効率にしていたものの多くが消えてゆくだろう。会社では、互いに限られたポジションを奪い合う昇進の制度もなく、従業員がそれぞれ自分らしく、自分の使命を追求できる。

 

 ありのままの自分で過ごせるように、工夫した職場を作る組織もある。たとえば、職場に子供を連れて来たり、ペットである犬を連れて来たりするのを許可している会社がある。また、自分らしさを見つけるために瞑想やヨガのクラスを従業員のために設け、自己内省の機会を与えている会社もある。

著:田埜マサキ

 

 

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