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コラム

2022.06.02 「ティール組織を始める方法」-『ティール組織』⑥


 組織変革を始めるにあたっての四つのアプローチ。

 

 1.多くの組織では、まず1つの部門において学習し、その雰囲気づくりを行う。そして、この新しい方法を実験し、テストをする。

 

 2.既存の組織を変革するのではなく、既存組織のすぐ側に、別の小さな組織を設置して、二つの組織を競わせる。

 

 3.組織の中から有志を募り、実験やワークショップに参加してもらい、うまくいくかをチェックすることで限界を押し広げていく。たくさんの試行錯誤の中から、盛り上がってくる最高の解決策を一般化する。

 

 4.組織全体で実践する特定の取り組みを一度にアップグレードする。例えば、全体性を導き出す「新しい会議方法の提案」、「助言プロセス」の組織全体への具体化、「予算編成プロセス」の新しい方式の採用、など。

 

 変革を試みて、多くの組織は制御や支配のメカニズムをすべて取り除こうと努力する。しかし、それに取り組む前に、問題に気付いて解決する能力(自己修復する能力)が備わっているかを考えることが重要である。具体的には、①妥当性の共有理解 ②妥当性を欠く案件を検知するシステム ③検知した案件の是正システム の三つが機能していることが大切だ。

著:田埜マサキ

 

 

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