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コラム

2022.01.26 「第一部 オプティミズムとは何か」-『オプティミストはなぜ成功するか』①


≪要約≫

人生には悲観主義と楽観主義の二通りの見方がある。

前者の特徴は悪い事は長く続き、自分は何をやっても上手くいかず、それらは自分が悪いからだと思い込む。

後者の特徴は、前者とは正反対の見方をする。敗北は一時的なもので、その原因も限定的に考える。そして挫折は自分のせいではなく、そのときの状況とか不運とか、ほかの人々によるものだと思い込む。

楽観主義者の方が悲観主義者より感染症にかかりにくく、健康的な習慣を持っていて免疫力がある。長生きであることも証明されている。

一方、悲観主義者はうつ状態になりやすく、才能以下の業績しか上げられない可能性が高い。なにより楽しくあるべきはずの人生をあまり楽しめない。

その為、悲観主義者は楽観主義的見方を身に着けるべきだ。

だからといって、いつでも楽観主義がベターとは限らない。

悲観主義者は現実を把握するのが得意で、安全管理や設計、契約交渉には役立つからだ。

悲観主義者にとってはその視点を持ちながら、楽観主義的見方を身に着けることが望ましい。

 

≪感想≫

楽観度テストを試したところ、『全般的に非常に悲観的である』と評価された。

自分は悲観的である、という自覚こそあったものの、それほどとは思っていなかったので衝撃を受けた。

そしてこの本を読んで、悲観主義のもたらす弊害が想像以上に大きいことを知り、さらなる衝撃を受けた。

自身の説明スタイル(悲観主義的思考の傾向)を把握し、悲観的だと気付いた際は楽観主義的見方に改め直せるよう善処したい。

具体的には、不幸が起こったら一時的なモノとして受け止め、良い出来事に遭遇したら永続的な理由をつけ、かつ普遍的なイベントとして捉える習慣を身に着けたい。また、挑戦したことに成功したら自分を褒めたい。

中でもトラブルが発生した際は、そのトラブルが一時的な事象であり、特定の原因があると考える癖をつけたい。

その結果、私が持つ双極性感情障害の体調の波(特にうつの時)がどう変化するかを観察する。

著:田埜マサキ

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