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コラム

2022.06.09 「正しく実践するための12項目(後半4項目)」-『オープンダイアローグとは何か』③


9.症状ではなく、クライアントの独自の言葉や物語を強調する

10.ミーティングにおいて専門家どうしの会話(リフレクティング)を用いる

11.透明性を保つ

12.不確実性への耐性

 

 9については、重要な問題はしばしば一つの特異なキーワードで表現される、といわれている。

 

 10のリフレクティングとは、家族には治療者たちの話し合いを観察する機会が与えられ、治療者には家族たちの話し合いを観察する機会が与えられる手法のこと。

 

 11については、治療にまつわるすべての会話が、参加者全員と共有される。つまり、入院、薬物治療、治療の選択肢などの話し合いが、全員が居る中で進められる。

 

 12については、病気による恐怖や不安をミーティングと継続的な対話によって支える仕組みが大事。オープンダイアローグでは最初から「診断」がなされることはない。ゆえに、最終的な結論が出されるまでは、この曖昧な状況に耐える必要がある。

 

 

 話を聞いてもらうだけで、不安が軽減されたり、悩みが晴れたりすることはある。一層の信頼関係があり、患者の内面を掘り下げた会話であれば、精神病の治療も可能だと思う。オープンダイアローグがもっと身近な治療法になったら、私も受けてみたい。

著:田埜マサキ

 

 

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